仮釈放なしの終身刑

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    資料紹介

    仮釈放なしの終身刑の問題点について述べてあります。

    タグ

    日本社会法律高齢化政策人間死刑法学

    代表キーワード

    社会

    資料の原本内容 ( この資料を購入すると、テキストデータがみえます。 )

    1テーマ・問題点

     私は、このレポートを書くにあたりテーマを仮釈放なしの終身刑に設定した。参考文献の「終身刑の死角」によると、終身刑を設定するにあたり様々な問題があることが分かる。なお、本書では終身刑を従来の無期刑と区別するために仮釈放なしの終身刑と表記されている。

    まず、今(2010年)の日本において仮釈放なしの終身刑は実施されていない。それに代わるものとして死刑が実施されている。日本の現在の法律においては最高刑が死刑、次に重い刑として無期懲役刑が位置づけられている。

    無期懲役刑は法律上は10年経過したら仮釈放が認められる場合があるが実際は殆ど認められず獄中死する人が多い刑である。しかし、1パーセント以下の確立でも仮釈放が認められ刑務所から外の世界に出てくる人がいるのもまた事実である。そこで死刑と無期懲役刑の差が開きすぎていることから、その中間に仮釈放を認めない終身刑を立法しようとする動きが超党派の議員連盟により出ている。

    第1の問題点は費用の面においてみられる。もし、仮釈放なしの終身刑が導入されたら全ての終身刑囚は死ぬまで刑務所内にとどまることになる。本書によると「全刑務所...

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