サファヴィー朝の支配体制(単位取得)(2011年)

閲覧数1,531
ダウンロード数0
履歴確認

    • ページ数 : 4ページ
    • 会員550円 | 非会員660円

    資料紹介

    単位を取得済みの合格レポートです。サファヴィー朝成立の200年ほど前、14世紀初頭からはサファヴィー教団時代とされる。サファヴィー教団は教主の指導により神の真の姿を知ることを最終目的として修業するイスラーム神秘主義教団のひとつであり、信者に対しては清貧を旨とする生活を標榜しつつ、教団資金源確保のため土地ビジネスによる富財に奔走した 。また、自らに敵対する政治的勢力に軍事的手法で対決する「戦う教団」としての性格を帯びていった 。

    タグ

    資料の原本内容 ( この資料を購入すると、テキストデータがみえます。 )

    <教団時代の民族的・宗教的統治>
    サファヴィー朝成立の 200 年ほど前、
    14 世紀初頭からはサファヴィー教団時代とされる。
    サファヴィー教団は教主の指導により神の真の姿を知ることを最終目的として修業するイ
    スラーム神秘主義教団のひとつであり、信者に対しては清貧を旨とする生活を標榜しつつ、
    教団資金源確保のため土地ビジネスによる富財に奔走したi。また、自らに敵対する政治的
    勢力に軍事的手法で対決する「戦う教団」としての性格を帯びていったii。
    教団はトルコ系遊牧民の戦力を軍事的に取り込むため教説を説き、イスマーイール時代
    には「キジルバシ的シーア主義」を確立、十二人イマーム派を王朝の宗教(国教)とする
    宣言をし、これをベースにスンナ派への憎しみや呪術的宗教義礼の信仰も推進しそれをも
    って統治したiii。十二人イマーム派は、イマーム(預言者ムハンマドの娘婿アリーとその子
    孫 11 人)に備わる神秘的な超能力で順に指導を受け、最後の 12 人目がいずれこの世の救
    世主として出現すると考える救世主信仰(メシアニズム)であり、イスマーイール自身を
    その救世主であるとされたiv。イスマーイール...

    コメント0件

    コメント追加

    コメントを書込むには会員登録するか、すでに会員の方はログインしてください。