英文学史 最終科目試験 設問と解答 全7問

閲覧数2,148
ダウンロード数26
履歴確認
  • 1
  • 2
  • 3
  • 4
  • 5
  • 6

  • ページ数 : 6ページ
  • 会員1,100円 | 非会員1,320円

資料紹介

大学出の才人 ウィリアムシェークスピアの作品 20世紀30年代の詩の特徴とその担い手 18世紀小説の勃興 ヴィクトリア時代の小説 ロマン主義の詩および詩人について

タグ

英文学史試験

代表キーワード

英文学史

資料の原本内容 ( この資料を購入すると、テキストデータがみえます。 )

1)大学出の才人について
大学出の才人とは、エリザベス朝期のイギリスで活躍した大学出身の劇作家たちのこと。1580年代はじめ頃に登場した。彼らは集まってひとつのグループや流派を成したわけではなく、それぞれ個別に活動し、大体において次のような共通点を持つ。
1)大学を卒業し、豊かな古典的教養を持ちつつも単なる模倣に終わらない主体性を持つ
2)詩人としての志向
3)恋愛や野心、陰謀、冒険などロマン主義的なテーマを好む。
4)職業的な劇作家で、上流社会ではなく、庶民の間で生活し、庶民を対象として作品を書く。
代表的な大学才人に属する作家
ジョン・リリー:オクスフォード大学を卒業し、散文の教訓物語『ユーフュイーズ』で名声を博す。ユーフューズはギリシア語で才人“witty”(才人)の意味。この作品で用いられた比喩や典故、頭韻を駆使した装飾的な文体は「ユーフュイズム」とよばれ、典雅の極みとたたえられた。彼の7編の喜劇はシェークスピアに影響を与えたとされる。彼は上流人士のあいだでの生活を愛し、作品もすべて上流社会に向けて書かれたところが、他の大学出の才人たちと異なる。
クリストファー・マーロウ:華麗...

コメント0件

コメント追加

コメントを書込むには会員登録するか、すでに会員の方はログインしてください。