「現代人の生活とカウンセリングについて考え、カウンセリングがどうあるべきか述べよ。」
現代を生きる人たちにとってストレスとは公用語であり、特に社会人にとっては常日頃からあらゆる場所でこれを感じ生きているといっても過言ではない。ストレスにより生じる人体への影響は様々であり、また人体へ影響を与えるまでになればそれは言うまでもなく病気であると言える。さらに日本においてはこのストレスに対する心のケアが欧米よりも遅れをとっている事実があり、これは戦後日本において、経済的な貧困から脱出するために物理的な裕福さを求め、精神面での裕福さを二の次と考えてしまったからかもしれない。よって今日でこそ様々な分野でカウンセリングという言葉が使われているが、本当の意味でのカウンセリングを知らない日本人は多いだろう。当レポートではカウンセリングの現代とのかかわりについて項目ごとに述べていく。
1、ファミリーカウンセリング 家族は一つのまとまりをもつシステムと考えられる。家族を構築する人々は、それぞれの役目を持ち、家族システムの維持の為に責任を負っている。家族は相互依存によって成り立っているが故に、その中の一...