病原微生物学 「感染症の予防について述べよ。」 課題レポートA判定

閲覧数4,254
ダウンロード数11
履歴確認

    • ページ数 : 9ページ
    • 会員1,650円 | 非会員1,980円

    資料紹介

    1.感染症の変遷
     古来、感染症は飢餓と並んで人類の存在を脅かす存在であった。今日の先進諸国では、伝染病による死亡者の減少や乳幼児期の死亡者の減少により、平均寿命が延びている。しかしながら、高齢者人口の割合が増えると同時に生活習慣病患者が急激に増え、これらの基礎疾患や高齢化により抵抗力が低下する、いわゆる免疫不全状態のヒトが増えてきている。その結果、病原性がほとんどなく、身の回りのどこにでもいる微生物による日和見感染症が問題になってきている。
    また、戦前のわが国では、死亡原因の第1位だった結核が大幅に減少したものの、最近の免疫不全者の増加によって結核の再度感染者が増え、再興感染症として問題となっている。

    資料の原本内容 ( この資料を購入すると、テキストデータがみえます。 )

    8
    「感染症の予防について述べよ。」
    1.感染症の変遷

     古来、感染症は飢餓と並んで人類の存在を脅かす存在であった。今日の先進諸国では、伝染病による死亡者の減少や乳幼児期の死亡者の減少により、平均寿命が延びている。しかしながら、高齢者人口の割合が増えると同時に生活習慣病患者が急激に増え、これらの基礎疾患や高齢化により抵抗力が低下する、いわゆる免疫不全状態のヒトが増えてきている。その結果、病原性がほとんどなく、身の回りのどこにでもいる微生物による日和見感染症が問題になってきている。

    また、戦前のわが国では、死亡原因の第1位だった結核が大幅に減少したものの、最近の免疫不全者の増加によって結核の再度感染者が増え、再興感染症として問題となっている。

     さらに、腸管出血性大腸菌感染症の一つである病原性大腸菌O―157感染症・HIV(ヒト免疫不全ウイルス)によって引き起こされるAIDS(後天性免疫不全症候群)・中国やカナダで流行したSARS(重症急性呼吸器症候群)・抗生物質に対して耐性のあるMRSA(メチシリン耐性黄色ブドウ球菌)による院内感染(病院感染ともいう)などが新興感染症として、新た...

    コメント0件

    コメント追加

    コメントを書込むには会員登録するか、すでに会員の方はログインしてください。