アルコ-ル依存症診断基準について
・ CAGE法
英国で開発された見分け方で、お酒で肝臓や消化器系に問題を抱えた患者に対して医師が実施するテストのひとつです。
1. 飲酒量を減らさなければいけないと感じたことがある
2. 他人にあなたのお酒の飲み方を非難・注意されたことがある
3. 自分の飲酒について罪悪感を感じたことがある
4. 神経の高ぶりを押さえたり、二日酔いを治そうと迎え酒をしたことがある
もしも上記の項目に2つ以上「はい」と答えた場合、アルコール依存症の疑いが濃厚です。
またICD-10というWHOが作った診断基準もありますので試してみてください。
・ ICD-10
WHO(世界保健機関)が作成した診断基準です。
1. 飲酒したいという強い欲求や強迫感がある
2. 飲酒を始める時間、飲酒を終了する時間、飲酒量のいずれかをコントロールできない
3. 禁酒したとき、飲酒量を減らしたときに無気力感がある
4. お酒を飲んでも酔わなくなる、酔うまでに時間がかかるようになった
5. 飲酒以外に楽しみがない、酔いがさめるまでに時間がかかる
6. アルコールによる病気など有害な結果が起きていてもやめられない
上記の項目に3項目以上該当した場合、アルコール依存症と診断されます。
アルコール依存症には飲酒運転を繰り返したり、入院治療中や仕事中にもお酒がやめられない、とにかく浴びるように大量に飲んでしまう、禁酒すると禁断症状や無気力感が起こるなどの特徴があります。
またこれ以外の方法にも、飲んでいる記憶がなくなっしまうブラックアウト、飲酒による事故や怪我が絶えない場合もアルコール依存症の疑いが濃厚になります。