公共図書館における資料組織化の必要性

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    公共図書館とは、図書館法第二条で「この法律において「図書館」とは、図書、記録その他必要な資料を収集し、整理し、保存して、一般公衆の理由を供し、その教養、調査研究、レクリエーション等に資することを目的とする施設」(注1)と定義している。この中の「整理」という言葉がその後「資料組織化」と表現されるようになった。そして、図書館利用者の理解が容易なように分類法、目録法が考案され、次々と生産される資料の増大に対応できる資料組織が必要になってくる。ここでは、図書館サービスの観点から、なぜ公共図書館において資料組織化が必要なのか考えていきたい。

    ユネスコは1949年に「ユネスコ公共図書館宣言」を採択した。その中で「地域において知識を得る窓口である公共図書館は、個人および社会集団の生涯学習、独自の意思決定および文化的発展のための基本的条件を提供する。」と公共図書館の目的をうたっている。(注2)つまり、図書館とは、すべての住民に必要な知識と情報を安易に入手できるための情報センターであり、年齢、人種、性別、宗教、社会的身分などを問わず、すべての住民が平等に利用できるバリアフリーの情報センターでなくてはな...

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