石炭の発熱量測定

閲覧数4,146
ダウンロード数2
履歴確認

    • ページ数 : 6ページ
    • 会員550円 | 非会員660円

    資料紹介

    1.実験の目的
    石炭の発熱量を求め、燃焼の熱力学的意味を理解する。そして、今後の熱力学の講義等に役立てていけるようにする。
    2.実験装置など
    ?発熱量の定義
    単位重量の燃料が温度Tから燃焼を始め、燃焼ガスが最初の温度Tまで冷却される際に遊離する熱量のことを発熱量という。
    ?実験装置
    (1)Thomsonの熱量計
    熱量計は4つの部品から構成される。その中の実験で使用した燃焼室円筒と試料台を図1に示す。
    A:燃焼室円筒
    B:試料つぼ
    C:試料台
    D:水槽                                      図1 実験装置
    (2)媒燃剤(酸化剤)
    試料を完全燃焼させるために酸化剤として、硝酸カリウム(KNO3)と塩素酸カリウム(KClO3)を1:3に混合したものを使用する。いずれもよく粉砕して混合する。
    (3)火口
    ガーゼを細長く切り、硝酸カリウムの濃溶液に浸した後、よく乾燥させる。                             図2 電子秤
    (4)その他
    乳鉢、温度計(2本)、試料撹拌棒、電子秤(図2に示す)
    3.実験方法
    ?まず試料(石炭)を乳鉢で粉末にして十分乾燥させたものを2g正確に秤量し、酸化剤16gとよく混合して、試料つぼの中に軽く圧しつつ詰め込む。
    ?火口の一端を試料つぼの中に深く差し込み、他端は試料つぼの外に(約20mm)出しておく。
    ?水槽に外気より2〜3℃ぐらい低温の水を2000cm3の目盛りまで入れ、撹拌して温度を測定する。                       図3 実験方法
    ?試料つぼを試料台に立て、この円筒試料つぼの火口に点火する。そして手早く燃焼室円筒(排気コックを閉じておく)をかぶせ、図3に示すように水中に投入させる。燃焼中は燃焼ガスが底部のガス排出穴より盛んに逃げ去る。

    資料の原本内容 ( この資料を購入すると、テキストデータがみえます。 )

    機械工学実験報告書
    テーマ:石炭の発熱量の測定
    共同実験者:
                                                  
    年機械工学科 番
    実験の目的
    石炭の発熱量を求め、燃焼の熱力学的意味を理解する。そして、今後の熱力学の講義等に役立てていけるようにする。
    実験装置など
    発熱量の定義
    単位重量の燃料が温度Tから燃焼を始め、燃焼ガスが最初の温度Tまで冷却される際に遊離する熱量のことを発熱量という。
    実験装置
    Thomsonの熱量計
    熱量計は4つの部品から構成される。その中の実験で使用した燃焼室円筒と試料台を図1に示す。
    A:燃焼室円筒
    B:試料つぼ
    C:試料台
    D:水槽
                                           図1 実験装置
    媒燃剤(酸化剤)
    試料を完全燃焼させるために酸化剤として、硝酸カリウム(KNO3)と塩素酸カリウム(KClO3)を1:3に混合したものを使用する。いずれもよく粉砕して混合する。
    火口
    ガーゼを細長く切り、硝酸カリウムの濃溶液に浸した後、よく乾燥させる。                     ...

    コメント0件

    コメント追加

    コメントを書込むには会員登録するか、すでに会員の方はログインしてください。