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キャリア教育の中核を成す、学校進路指導の意義、目的は何であろうか、またそれらを達成するために実践する指導の領域にはどのようなものがあるのだろうか。そして現在、進路指導やキャリア教育の必要性が高まっている背景は何であろうか。本リポートではこれらのキーワードを基にこれらの疑問について検証していくこととする。
まずは進路指導の意義、目的について見て見ると、これまでは中学校・高等学校における進路指導が進学や就職のための合格指導や斡旋活動を行う、いわゆる「出口指導」であるという間違った認識が生徒、保護者そして教師の間にさえ存在していた。しかし、本来の進路指導とは、生徒が自らの生き方を考え、将来に対する目的意識を持ち、自らの意志と責任で進路を選択決定する能力・態度を身に付けることができるように指導・援助するガイダンスである。近年では特に青少年の生き方への取り組みが問題とされている中、進路指導における「生き方の指導」は最も重要な指導の視点でもある。
それでは、進路指導の目的を達成するための具体的な活動領域にはどのようなものがあるのだろうか。
文部省「中学校・高等学校進路指導の手引き-進路指導主事...