相談援助とは、利用者と福祉・保健医療サービス提供者などとの連絡と調整を行うことである。援助活動は利用者からの援助の申し出から終結に至るまで、様々な専門知識・技能・手法を用いて援助を試みるものであるが、実践においてはケース毎に違った展開をみせる為、柔軟な対応をしていかなければならない。ここでは相談援助の展開過程を6つの段階に分けて、それぞれに述べていく。
1.インテーク(受理)
インテークは利用者と援助者とが出会い、援助関係を築く最初の局面である。インテークの段階では利用者の基本情報を得ることが重要になるが、なにより利用者との信頼関係を築く重要な過程である。情報収集は必要最低限に留め、利用者...