感染性心内膜炎、特発性心筋症

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    資料紹介

    病態・症状・検査・治療についてまとめたものです。

    色がついているところは先生に大切だと言われたところです。

    参考文献:『ナースの内科学』奈良信雄/中外医学社(2010)

    資料の原本内容 ( この資料を購入すると、テキストデータがみえます。 )

    ★感染性心内膜炎★

    弁膜、心房、心室壁内膜、腱索、乳頭および肉柱などを含む心内膜が炎症あるいは炎症反応により傷害されたものを総称する。

    心内膜でもとくに弁膜に変化が生じやすい。ときに、心臓に近い大血管内膜に最近の塊を含む器質化血栓(疣贅)をつくり難治性の変化がおこる。

    弁膜破壊の結果、心不全を起こしたり、塞栓症を生じる。また、心内膜の感染巣から細菌が血液中に流入するので全身感染(敗血症)も起こす。

    基礎に心疾患がある場合には細菌が付着しやすい。原因病原体には緑色レンサ球菌、黄色ブドウ球菌、腸球菌、大腸菌、肺炎球菌、クレブシェラ、プロテウス、エンテロバクター、緑膿菌、真菌、リケッチアなどがある。

    病原菌が体内に侵入する機会として、抜歯や外科手術、心臓カテーテル検査、出産などがあり抗生物質の投与などの注意が必要である。

    生体側の条件としては栄養不良、過労、重症疾患、高齢、副腎皮質ステロイド乱用、放射線治療、抗癌薬、免疫抑制剤投与など生体の防御力低下がある。

    <症状>

    初期は特徴的所見に乏しい。

    ①感染症状:発熱、発汗、悪寒、倦怠感、食欲不振など。その他、脾腫、肝腫、貧血、...

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