「保育・教育等の現場における音楽活動がなぜ必要なのかを述べよ。」
子どもは、いろいろな経験積むことによって知識や表現能力を身につけ、外面の世界とかかわりながら社会的な行動能力をも育てていく。めた、生活経験が豊かになるにつれ、言語や技術を得ることができ、想像力などの発達もみられる。この発達の中で個々の内面の世界も育つ時期となる。
身のまわりにあるいろいろな物を見て、感じて、触れて、遊びへの意欲へとつなげ、それをどう表現するか、その繰り返しによって表現活動がさらに豊かになってくる。このように、こころの育ちを豊かにしていくのが表現活動である。
保育・教育の現場での集団での表現活動の中では、音楽活動を通しての活動が多く見られる。その音楽活動がなぜ必要で、どのような意味を持つのかについて年齢別の特徴を踏まえて述べていきたい。
0~2歳児
0~1歳児の表現では、保育者らの働きかけが必要であり、芽生えている機能を引き出していくことが大切である。
月歳別発達における主な特徴
(1)1ヶ月~3ヶ月
音声として「ウックン」や「ウグウグ」という声を発する。徐々に「アーオー」など...