古代からつづく御神楽「人長の舞」日本音楽の歴史と理論

閲覧数3,216
ダウンロード数5
履歴確認

    • ページ数 : 2ページ
    • 会員1,100円 | 非会員1,320円

    資料紹介

    雅楽の舞、「人長の舞」について、八坂神社の神楽奉納奉告祭を鑑賞し、レポートした。

    資料の原本内容 ( この資料を購入すると、テキストデータがみえます。 )

    古代からつづく御神楽 人長の舞
    雅楽といえば越天楽などを演奏する楽器のみの演奏の「管絃」の形態が私の中の雅楽のイメージであった。舞をともなう演奏の形態にはあまり接したことがなかったことから、八坂神社の神楽奉納奉告祭を見に行き、これについて特に重点的に書くことにした。
    八坂神社の例祭の前の日の夜(6月14日)に行われる神楽奉納奉告祭を見に行った。弥栄雅楽会によって奉納され演目は「人長の舞」であった。
    雅楽には、(1)日本で古くから歌われてきた国風歌舞(くにぶりのうたまい)、(2)5世紀から10世紀にかけて中国大陸や朝鮮半島などから渡来した外来音楽、(3)11世紀ごろ日本の宮廷で流行した朗詠・催馬楽という歌曲 の3種類があり、今回鑑賞した「人長の舞」は3種類のうち国風歌舞の御神楽に分類されるものである。国風歌舞は他の雅楽曲と違い、外来音楽の影響をうける以前から日本にあった古来の歌舞であり、「古事記」や「日本書紀」などの神話に基づくものが多く、神道や皇室に深く関わる歌や舞で構成されているのが特徴である。国風歌舞には御神楽、大和歌(やまとうた)誄歌(るいか)東遊(あずまあそび)久米歌(くめうた...

    コメント0件

    コメント追加

    コメントを書込むには会員登録するか、すでに会員の方はログインしてください。