精神保健における個別課題の取組み 精神保健学

閲覧数2,137
ダウンロード数1
履歴確認

    • ページ数 : 8ページ
    • 会員550円 | 非会員660円

    資料紹介

    タグ

    資料の原本内容 ( この資料を購入すると、テキストデータがみえます。 )

    精神保健における個別課題の取組み
     私は、このレポートにおいてターミナルケアについて取り上げる。就職した際には高齢者の死というものに必ず関わらなければならなくなると考えている。そのため、終末期にはどのような利用者の感情や症状、援助者としての心構えなどを理解したいと思ったため、ターミナルケアについて考えていく。

    1.ターミナルケアと生命の質(QOL)

     一般に終末期は「現代医療において可能な集学的治療の効果が期待できず、積極的治療がむしろ不適切と考えられる状態で、生命予後が6カ月以内と考えられる段階」とされる。

     ターミナルケアの目的を一言でいえば、終末期において生命の質を尊重することにある。なぜ終末期医療において生命の量、すなわち人間の生物的生命は延命・救命できるようになったが、精神的な満足感や充実感をもって死を迎えられなくなってきたという事情による。生命の質が保証され、人生の終末にあたって、まさに有終の美を迎えられるような医療へのニーズが高まり、ターミナルケアが脚光を浴び始めた。

     終末期において、生物的寿命が維持されているだけでなく、社会的・精神的寿命が守られていなければ、...

    コメント0件

    コメント追加

    コメントを書込むには会員登録するか、すでに会員の方はログインしてください。