大学と小中高学校の間には、数多く大きな違いが存在している。その中に、もっとも異なるのが「自由」ということである。大学では、学生たちそれぞれ好きなことをやっている。は自分の興味に合うサークルに入るか、好きな教授の授業を選べるか、自分の都合により学校に行くか行かないかまでも自分で決められる。そして、自由になるのは学生だけではなく、教授のほうも相当自由になっている。ゆえに、大学における教育、授業方法も小中高学校より、自由度が大きく上回っている。しかし、自由になっていることはけっして悪くはないであるが、それにめぐる大学の教育、及び授業方法の問題も少なくない。
その中に、勉強意欲の低下が一番著しくなった。ほとんどの学生にとって、センター試験および大学の二次試験は勉強の終焉である。大学に入ったら、勉強意欲も、放物線の後半のように、落ち続ける。進学のプレッシャがなくなったから、そんなことになってもそれほどおかしくないだろう。今まで、小学校、中学校、高校に通っている時、一生懸命勉強する気持ちがだんだんと消えていく。これは完全なる学習法則の違反である。もともと、大学の四年間は勉強のゴールデンタイムである...