室町時代の日本語史的考察について

閲覧数3,221
ダウンロード数1
履歴確認

    • ページ数 : 5ページ
    • 会員550円 | 非会員660円

    資料紹介

    2010年度国語学演習
    『さんげろく』の資料より、助詞「の」と「が」についての詳細をまとめています。
    ※語意調査は、広辞苑より『日本国語大辞典』がよいでしょう。

    資料の原本内容 ( この資料を購入すると、テキストデータがみえます。 )

    【 室町時代の日本語史的考察 】
    ~当時の格助詞「の」「が」の存在と相違性について~               
                           ** 学籍番号 **  ** 名前 **
    はじめに
    ◇格助詞とは
     助詞の分類の一。主として体言につき、その体言と他の語との格関係を表す助詞。
    ・現代語→「が」「の」「を」「に」「と」「へ」「より」「から」「にて」「して」(文語・口語)
    上代→「ゆ」「ゆり」「よ」「つ」(文語)※口語的使用は不明
    ※室町時代より助詞の機能がより発達したとされている。
    Ⅰ「が」
    体言及び体言に準ずる語に付く。連体格を示す。前の体言があとの体言に所有・所属などの関係で続くことを示す。同じ連体格に「の」があるが、「が」は、前の体言に「我(わ)」を始めとして話し手側の人間を受けることが多く、能動的主体としてとらえる。「の」に比べ、低い敬意で遇するととらえられることもある。
    所有・所属を示す。後の体言が省略された形で使われる場合もある。(古事記)(万葉)(平家)(古今和歌)(宇治拾遺)
    後に来る語の数値を具体的に示す。(源氏)
    体言、活用語の連体形に付き...

    コメント0件

    コメント追加

    コメントを書込むには会員登録するか、すでに会員の方はログインしてください。