日大通信歴史学レポート1 「日本・近代史」

閲覧数3,280
ダウンロード数11
履歴確認

    • ページ数 : 5ページ
    • 会員550円 | 非会員660円

    資料紹介

    「明治天皇・乃木希典−日本・近代史」
     日本近代史は、一般的に幕末から昭和の戦争終了までの時代を指すが、日本の国家史において大きな転機になった時代といえる。中でも政治的・産業的・文化的に大変革のあった明治という時代が、どのようなものであったか、この時代と深く関わった2人の人物を、西南戦争を通してみていきたい。
     1873年、西郷隆盛が、特権剥奪された旧士族たちの不満を外に向けるために、征韓論を主張するも、大久保利通らの反対にあい政府を去る。

    タグ

    日本戦争天皇明治近代自殺責任事件武士政府歴史

    代表キーワード

    日本大学歴史学

    資料の原本内容 ( この資料を購入すると、テキストデータがみえます。 )

    「明治天皇・乃木希典−日本・近代史」
     日本近代史は、一般的に幕末から昭和の戦争終了までの時代を指すが、日本の国家史において大きな転機になった時代といえる。中でも政治的・産業的・文化的に大変革のあった明治という時代が、どのようなものであったか、この時代と深く関わった2人の人物を、西南戦争を通してみていきたい。
     1873年、西郷隆盛が、特権剥奪された旧士族たちの不満を外に向けるために、征韓論を主張するも、大久保利通らの反対にあい政府を去る。このとき明治天皇は自立的な判断を下してはおらず、あくまでも岩倉方の意見を強制されている。西郷の辞職後、近衛兵将校が次々と辞職し、西郷に殉じるものはあっても、天皇に忠誠を誓うものは居なかった。
     1877年西郷隆盛は西南戦争を起こす。先の政府分裂の際、近衛兵を引き止められずに示唆を舐めたが、なお西郷に信頼を寄せていた。26歳を迎えていた天皇の心には西郷を思いやる気持ちがあり、西郷との直接対決をさけようとしたとされる。
     時を同じくして、長州出身の乃木は、第十四連隊長として、西郷率いる薩摩軍と激戦の中にいた。この戦いにおいて乃木の人生を左右する出来事が起...

    コメント0件

    コメント追加

    コメントを書込むには会員登録するか、すでに会員の方はログインしてください。