「乳幼児期から児童期に至る発達の特徴について述べよ。」
発達とは人間が誕生し、死に至るまでの精神と身体の変化を一般的に言います。発達における心理学の考え方として「遺伝説」と「環境説」があり、遺伝説の双生児研究や家計研究、環境説のアヴェロンの野生児やアマラとカマラ等の研究は有名である。また、それぞれを足し算的考え方で提唱したシュテルンの「輻輳説」やジェンセンの「環境閾値説」などもある。2つの要因を乗算的に考えた相互作用説が最も有力な説として考えられる。
また発達には段階があると考えられ胎児期、乳児期、幼児期、児童期、青年期、成人期、老年期とわかれます。これは人間の内的な動きだけでなく、学制(6・3・3制)のように環境と発達段階との関係があげられる。それぞれの段階では達成が期待されている課題があり、それをハビィガーストは「発達課題」とした。また特定の精神機能の段階としては知能・思考に関してはピアジェ、人格についてはエリクソンの発達段階が有名である。本レポートでは、発達段階のうち、乳児期~児童期までの特徴について述べていく。
まず乳児期だが、基本的信頼感得ることが発達課題となっている...