台湾における英語教育の詳細

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    台湾における英語教育の詳細
    台湾は国民小学に英語教育を導入するにあたり、三つの目標を掲げている。すなわち、「英語での基本的なコミュニケーション能力を身につける」「英語学習への興味を深める」「自国および外国の文化・習慣への認識を深める」である。では実際にどのような形で指導が行われているのか細かく考察していくことにする。
    韓国と同じく、台湾の小学校でもオーラル・コミュニケーション活動を中心に行っている、ただし、台湾では読み・書きも国民小学の段階から導入されており文字指導は英語学習の比較的早い段階から始まる(韓国同様、フォニックスの指導も行われている)。中学段階では聞く・話す・読む・書く、の四技能のバランスのとれた指導を行うことが目標として掲げられている。台湾では2002年から、小学校と中学校の英語教育を一貫させるためのカリキュラム「小中一貫教育」の施行が始まった。先ほど記述した四技能のバランスのとれた指導も、この小中一貫教育のカリキュラムに則しており、国民小学への英語教育導入の目標の一つである「英語での基礎的なコミュニケーション能力を身につける」を実現するためのものであることが窺える。その...

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