教師として子どもと信頼関係を築くためには、まず、「教育」とはどういうものであるかを捉える必要があるだろう。これについて、先覚者の論から学ぶと三つの教育観に分けられる。
一つ目に、ルソーやフレーベルに代表される「成長助成の教育観」がある。ルソーは、教育とは、外から与えられるものではなく内からの発展であり、子どもの自然の歩みにしたがって「人間を作る技術」であると述べている。また、フレーベルは、子どもの創造的な自己活動に価値を見出した。これは、教育とは、子どもの成長を助けること、育てることであるという教育観であり、成長する力をつけることが重要である、乳幼児期の教育に携わる上で、大切にすべき考え方...