幼児を対象とする「指導」とは、「環境による援助の実践的活動であり、「指導計画」とは、①時期ごとのねらいと内容をさらに具体的にする必要、②そのねらいと内容にふさわしい生活が展開されるための環境が用意される必要、③その環境にかかわって幼児が活動を生み出し生活する中で、ねらいをよりよく達成するための援助を考える必要の三つを満たすものである。つまり、「教育課程のねらいや内容を具体的にし、それを実現するための環境や援助を計画したもの」であるといえる。
幼児の発達の特性として、幼児が自分から興味・関心を持って周囲の友達や環境とかかわり、いろいろな活動をする充実感を十分に味わいながら発達に必要な体験を積...