教科書を参考に分かりやすくまとめています。
参考にしてください。
「気付き」の階層と「気付き」の質が高まる過程について、テキストに示された実践例にふれて述べなさい。
生活科が新設されて20年余りが経ち、生活科は低学年児童の発達段階に即した学びの場を作るという点で、授業づくりや児童の学びや育ちに新しい視点をもらたしたが、現在の生活科実践においても課題が出てきている。「気付き」の質的な高まりや思考と表現の一体化、自分への気付きなど、生活科学習の特質ともいえる要素が課題として挙げられている。
これらの「気付き」の観点から以下の4章にわたり述べていく。
【第1章 生活科における「気付き」】
気付きとは「子どもの内側に生じる認識あるいはその萌芽」であり、活動や体験とはまさに多様なことに気付いていくプロセスだといえる。とりわけ、生活科では気付きの内容として「自然に関する気付き」、「身近な人や社会に関する気付き」、「自分自身に関する気付き」の三つが重視されている。ただし、小学校低学年の認知特性を踏まえるならば、それらは必ずしも別々の気付きではなく、「自然についての気付き」が「自分自身の気付き」につながるというように、三者が相互に分かちがたく結びついている。
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