教科書と参考書をもとに作成したオリジナルレポートです。
『児童期、青年期において社会的認知(社会性の発達、対人関係(親・仲間))の拡がり、自己意識などがどのう
に変化するかをまとめよ。』
はじめに
教育心理学は、心理発達過程にある児童期や青年期の子供達に対して、心理学を応用しながら知識向上や精神的発達、対人関係能力の成長をサポートし、健常な人格形成を養うのに効果的な教育方法である。
児童期における社会的認知と自己意識の変化
児童期は、6~12歳の小学校段階にある子供達を指し、大人から独立しようとする動きが見られる幼児期と、心理的に自立しようとする青年期の間にある。情緒は比較的安定する時期だが、知的発達や人格形成に著しく影響を及ぼす大切な時期でもある。
この児童期においては、小学校入学を機に始まる学校生活での経験が発達を大きく促進する。例えば、学校やクラスといった組織の中で、時間割などの学習状況に適応する力や、様々な情報を効率よく適切に処理する力が求められる事になる。学習面においては「2次的ことば」を習得し、欲求や意図だけでなく思考や経験を伝え、新しい概念や知識を徐々に生成出来るようになっていく。
また、直接体験出来る事だけでなく、時空を...