幼児期における運動遊びの重要性

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    資料紹介

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    はじめに

     幼い子供は、1日の多くを遊びながら過ごす。子どもにとって遊びは楽しくものであり、様々な恩恵を与えるものである。その遊びのひとつが体を使って遊ぶ運動遊びである。本稿では、幼児期の身体的、知的、情緒的、社会的発達における、運動遊びの重要性について論ずる。

    身体的

    運動遊びは体と脳の発達に大きな役割を果たす。人間の神経系は幼児期に約9割発達する。脳は全身にある感覚器や目や耳から様々な情報を受け取り、その情報を基に新たな信号が身体に送り出す。そして、その結果がもたらした活動から新たな情報を脳が獲得するのである。この循環が神経系の発達に重要であり、幼児期における運動遊びで活発に体を動かすことで、様々な情報が身体から脳に送り込まれ神経系を刺激・発達させるのである。

    この神経系の働きを基盤にして体を活発に動かすことで、年齢に応じた様々な動きを獲得し、土ふまずの形成、大筋群の強化、心肺能力や持久力の向上などをもたらし健康的な体を作り上げるのである。そして、この神経系、循環器系、骨格筋群など様々な箇所の発達により、平衡性・敏捷性・巧緻性・柔軟性からなる、自らの活動を支配する力の調整力...

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