1.はじめに
近年、中国経済の成長が目覚ましい。21世紀に入り、その存在感は一段と増している。衣服など「Made in China」の商品に出会わない日はない。私は第二外国語に中国語を履修している。以前はアジアよりもヨーロッパに興味があったのだが、中国ビジネスはこれから更に拡大していくと親から言われ、将来一番役に立つと期待して中国語を選択した。人民日報に寄ると現在日本の大学で第二外国語に中国語を選択する大学生の数は、全体の半数以上であるという 。自分の子どもを日本語と中国語のバイリンガルにするため、中華街などにある中華学校に通わせる日本人の親も増えている。横浜中華街にある横浜山手中華学校は募集要項で「バイリンガル教育を実施し、中日二カ国の言語を運用すること ができる、すぐれた交流能力と素養を兼ね備えた学生を育て、将来の学習と仕事の中でより強い競争力を発揮できるという、社会の要請に適応した新しいタイプの人材育成を目ざしています。 」と述べている。このように中国の大国化・グローバル化は日本国内にいても感じることができる。しかし、すでに発展を遂げたかのように見える中国に対して日本はまだ多額のODA(政府開発援助) を続けている。日本の経済・財政事情が厳しい中、日本国内には援助中止を求める声が高まっている。私も援助中止に賛成である。そこで私は対中ODAの現状・問題を明白にするとともにその改善点を考える。
対中国ODA-その問題とこれから-
はじめに
近年、中国経済の成長が目覚ましい。21世紀に入り、その存在感は一段と増している。衣服など「Made in China」の商品に出会わない日はない。私は第二外国語に中国語を履修している。以前はアジアよりもヨーロッパに興味があったのだが、中国ビジネスはこれから更に拡大していくと親から言われ、将来一番役に立つと期待して中国語を選択した。人民日報に寄ると現在日本の大学で第二外国語に中国語を選択する大学生の数は、全体の半数以上であるという 。自分の子どもを日本語と中国語のバイリンガルにするため、中華街などにある中華学校に通わせる日本人の親も増えている。横浜中華街にある横浜山手中華学校は募集要項で「バイリンガル教育を実施し、中日二カ国の言語を運用すること ができる、すぐれた交流能力と素養を兼ね備えた学生を育て、将来の学習と仕事の中でより強い競争力を発揮できるという、社会の要請に適応した新しいタイプの人材育成を目ざしています。 」と述べている。このように中国の大国化・グローバル化は日本国内にいても感じることができる。しかし、すでに発展を遂げたかのように...