児童学の心理学的基礎Ⅰ第二課題第一設題

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    第二課題 第一設題
    何らかの身体的な症状が、その発生と経過に心理的な要因が深く関係している場合を心身症という。
    心と体は互いに影響し合っているため、一方の状態がよくないと、もう一方の状態も悪い状態に変化しやすくなる。
    心身症は、子どもから大人までの発達段階に見られるが、特に子どもの病気は、心理的な要因が大きく関係しているといわれている。心身症の原因となるストレスは、子どもの発達時期によって異なる。乳児期は、いらいらした感情や凡帳面すぎる接し方や愛情の欠如、放任などの養育者の育児態度がストレスとなり、また幼児期は、養育者の感情的な育児態度や弟妹の出生、共働きで不在が多くなるなど愛情が欠乏することがストレスとなる。このようなストレスは、下痢や便秘、食欲不振や拒食、腹痛、頻尿、夜尿、気管支ぜんそくといった身体症状や、言語や身体の全体的な生育の遅れ、チック、指しゃぶりなども引き起こす。このレポートでは、乳幼児期から学童期にかけ、心と体の成長・発達の過程で多くの子どもにみられるチックを取り上げ説明していく。
    まずはチックとは何かであるが、チックとは、自分の意志に反して突発的に身体のどこかがピクピ...

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