「はじめに」から「15.補章」までの各章ごとの要約、また各章ごとに対する自分の意見を記載しています。
この資料は看護学校に実際に提出されたものです。そのため、提出などする際は要約の文章は必ず多少変更して使用してください。また、意見は参考程度にし、ご自身で考えてください。
ワードの形式が違うことによりにより、ダウンロードしても閲覧できない場合は、「テキストデータ全体をみる」をクリックしてコピーして使ってください。
『はじめに』
この覚え書は、他人の健康について責任を負っている女性たちに、考え方のヒントを与えたいという目的で書かれたものである。専門家のみが身につけうる医学知識とは区別される日々の健康上の知識や看護の知識は、誰もが身につけておくべきものである。女性からが看護の仕方を自ら学ぼうとする際のヒントを述べる。
【自分の考え】
ナイチンゲールがこの覚え書を記した当時、健康上の知識は女性のみが身につけていればよかったのであろう。しかし医療費の増大や高齢社会の現代においてはこの覚え書に記されている内容は自己管理の観点から、自立しているすべての大人にとっても知っておいた方が良いと思われるものとなっている。
『序章』
すべての病気の性質は、回復過程であるということである。つまり病気とは毒されたり衰えたりする過程を癒そうとする自然の努力の現われである。または以前から気付かれずに始まり、進んできた過程の結果として現れた現象である。病気を観察した際、その病気特有の症状や苦痛と考えられていたものが、別の原因によって引き起こされている場合が非常に多いということは注目しなければならない。患者が冷えてい...