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「成長過程」と青年の「親子関係」、「友人関係」との関連について
私は、青年期における自我の形成過程と人間関係の関連性について、「親子関係」と「友人関係」の視点で、成長プロセスと心理的発達、人間関係(親子、友人)の関連性を整理しながら考えてみたい。
まず、親子関係であるが、エリク・H・エリクソンは「身体的成熟を実感し始めた頃から親と過ごす時間が短くなり、親との情緒的つながりを弱くする。また、親に対して批判や反対をするようにもなる。さらには主張性が強くなり、親たちの権威に疑いもなしに従うことが少なくなる。」と述べている。これは思春期に生ずる反抗期を述べていると考えられるが、友人とディベートした結果では、これまで肉体的に敵わなかった親に対し、身体的な成熟による自己への自信への気づきや親に対する認識の変化が起きたのではないか、知的発達や自我の覚醒により、自分の考えを持ち始めたため、親の言うことを理知的に吟味・判断した結果として起こるものではないか、という結論に至った。これは大人になったという自覚であり、親からの心理的離乳ではないかと考えられる。
祖父母や親の話を聞き感じたことがある。それは、身...