看護課程での心理学で学ぶ「来談者中心療法」,「交流分析とエゴグラム」,「構成的エンカウンター」,「質問紙法投影法」について400字以上でまとめています。
来談者中心療法
アメリカの臨床心理学者であるカール・ロジャースは、それまでの助言や支持、情報提供といったカウンセリングを「指示的方法」として批判し、クライアントが示す感情や態度への理解、積極的な傾聴といった非指示的カウンセリングを提唱した。これを発展させた心理療法が来談者中心療法である。
端的に述べるとカウンセラーは言っている事と感情を一致させ(自己一致)、クライエントと親密な関係を築き、クライエントの話に積極的に耳を傾け聴く事(傾聴)、またその話を理解する事(共通的理解)によって、クライエント自身の気付きを促し、その気付きによりクライエント自身が自己実現に向かって進む事が出来るというものである。
クライエント中心療法である来談者中心療法による援助とは、新しい知識を与えたり、何かをしてあげるようなサポートの事ではない。人間一人一人が持つ、潜在的な自己実現能力を引き出すよう援助することである。
このロジャースが提唱した理論、療法はカウンセラーが最低限理解し、実践しなければならない基礎的なものとして高く評価されている。
交流分析、エゴグラム
交流分析はアメリカの精神学者エリック・...