佛大 S8106 「教科教育法数学2」 第2設題 A評価

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    資料紹介

    佛教大学通信

    教科教育法数学2第2設題
    合格レポート(A評価)
    教授コメント「数学教育と総合的な学習の時間との関連について、要点を整理してしっかりとまとめることができています。具体的な実践例についても丁寧に記述できています。」

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    数学教育と総合的な学習の時間との関連を踏まえ、具体的な実践例を取り上げ論ぜよ。
    数学嫌い、数学離れの増加が叫ばれる現状において、数学の教材内容をより豊かにすることは必要である。そこで、数学の様々な分野を使って学習する「総合学習」が効果的となる。ここでは、具体的な実践例を挙げる。

    初めに、「日本の人口」を扱った教材である。高齢化を自分たちの将来の問題として明確に認識させ、外国のデータと比較することによって、高齢化問題をより明確に捉えさせる。まず、データを一切与えずに高齢化について意見を出させる。その後、具体的なデータで年別の人口を比較する。メジアンを求め、その意味を考えさせる。人口分布をより明確に比較するため、ヒストグラムに表す。エクセルを使いグラフ表示し、海外との比較で現状を考察する。問題に対してより意味のある議論を行うために、統計データに基づいた数学的な分析が必要不可欠であることを意識させる。統計処理の入門として、身近なテーマを用いた良い教材であると思う。

    次に、「地震」を扱った教材である。日本は地震大国であり、地震と数学の学習との関わりを取り扱うことは、総合学習として最適のテー...

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