第一課題第一設題
中教審は、改訂における書写・書道教育に関する動向が「文字文化」「言語文化」をキーワードとして詳細に報じてきたが、それらを論じるに当たって、まず今日の高度情報化社会の中で、文字を手で書くこと、生活の中で文字を正しく整えて速く書く能力を身に付ける「書写書道」の学習指導の意義や取り扱いについて、改めて再確認しておきたいと思う。
最近は、話す・聞くなどの活動に力を入れて指導している反面、書く活動の指導がおろそかになっているのではないだろうか。実際にパソコンやワープロなどでの文書作成の機会が増え、毛筆を使用する場面は日常生活の中で極めて少ないように思う。
また、普段私た...