[循環器] 間欠性跛行

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    間欠性跛行
    跛行とは、本来「足を引きずる」という意味である。間欠性跛行とは、歩行中に足の痛みが出現し、休んで痛みが治まるとまた歩き出すという症状を指している。
    1.間欠性跛行の原因・症状
    間欠性跛行の原因は、下肢の動脈の狭窄や閉塞による血行障害である。
    間欠性跛行とよく似た症状は、たとえば椎間板ヘルニアや脊椎管狭窄症といった整形外科の疾患でも見受けられるため、しばしばその鑑別が問題となる。
    間欠性跛行の症状は、いつも同じ程度の歩行で繰り返し痛みが出現し、歩行をやめると速やかに痛みが消失することが特徴である。また、下肢の動脈の狭窄や閉塞のために足背動脈や後頸骨動脈の脈拍が弱かつたり、冷感やしびれを伴ったりすることが多い。
    2.間欠性鍍行を起こす疾患
    下肢の動脈の狭窄や閉塞を起こす疾患が間欠性肢行の原因となるが、このなかでも最も多いものが閉塞性動脈硬化症(ASO)である。これは動脈硬化が進行して血管が狭窄や閉塞を起こすものであり、糖尿病や高血圧、高脂血症が背景にあることが多い。閉塞性血栓血管炎(バ-ジャ-病)は、喫煙を背景に四肢の動脈が閉塞する比較的若年の男性に多い疾患であり、大動脈炎症候...

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