「学校カウンセリングの意義、方法および今後の課題について述べなさい。」
カウンセリングは、「本人にとっての新しい見方・考え方・行動の仕方などは、本人が自ら即有の見方・考え方・行動の仕方などを再構成しながら、自分自身で構成する」ということが基本的な考え方である。
また方法は、児童・生徒や保護者に対して、その悩みを彼らの考えや気持ちを受容しながら彼らの立場にたってじっくり聴き、その時の感情にも注意を向けながら感じたことは何でも話せる状態の中で、本人が自分の内面を見つめて、立ち直るのを待つことである。
カウンセリングは大きく分けて二種類ある。専門的な知識と技術を用いて、病状や病気を治療する「治療的カウンセリング」と子どもの人格(心的構造)がバランスよく発達を遂げるよう援助する「発達援助的カウンセリング」に分けられる。
「学校カウンセリング」は大体、後者の「発達援助的カウンセリング」をさす場合が多い。 学校カウンセリングとは、一般的に考える「学校で行われるカウンセリグ」ということよりももっと深い。また、これまでのカウンセリングの枠を越える新しい世界が広がっていると考えられる。
この学校カウ...