子ども憲章とまちづくり
はじめにー春期の学習を通して感じたことー
私は春期の授業で、子ども憲章について勉強した。喜多明人先生の論文を読んで、今まで抱いていた憲章と違うものが多いことが分かった。どのようなものを想像していたかというと、子ども自身が話し合いで作り、時間をかけて議論していった決まりが子ども憲章なのだと思っていた。しかし、実際には大人が決めたことを、子どもに押し付けるような形になっている憲章が多々あることが分かった。これでは、大人がこうなって欲しいという願望憲章になっている。それだと、命令されたりするのが嫌いな子どもには全くもって有効ではない。私は、子どもたちが話し合って決める決意憲章であるべきだと思う。これは、子どもが自立するための最初のステップになりうると考えるからだ。
このように、子ども憲章について深い関心が芽生え、さらに深くまで考えたいと思い、「子ども憲章とまちづくり」という題目で論じる。
遊びから学ぶ
1、感性を養うまちづくり
様々な地域の子ども憲章を見ると、「豊かな自然に恵まれたこのまちを大切にします」「自然豊かな郷土を愛し、よく学びよく遊びます」と言...