ヒトは、刻々と変化する状況に応じて、運動を変化させられる能力が必要である。
(歩行中にかかる膝への荷重は、体重の120%~150%かかる、負担は非常に大きく高齢者において膝関節の疾患が多くなるのは容易に想起される。)
路面は、常に平坦とは限らない。(水はけの問題、道路の舗装状態)
→地面と接している足部は、刻々と変わる路面状況に微妙に変化している。それも最小範囲内での変化 (成人の歩行で約3~4°の誤差)。
つまり、足部の可動性、柔軟性が必要になってくる。
しかし高齢者の場合→足部変化せず。(バリエーションが少ない)
足部が変化するメリット
足部の可動性があることで、床面(地面)からの衝撃『床反力』のかかる部位、位置を一定にしている。これが重要である。
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体にかかる圧が一定、これによって衝撃に対して準備が出来る。
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高齢者の場合前述したように足部の角度が一定、一歩動くごとに床からの衝撃のかかる部位、位置が刻々と変化。準備が出来ない、急な衝撃は転倒につながる。
重力環境で動くということは、バランスを取り続けるということ。
我々が地球上で生活していくというは、重力に抗して生活をしてい...