心理学
~競争社会とストレス社会~
<課題>
競争社会とストレス社会の狭間には様々な因果が密接に関係している。2000字程度で因果関係を明示するとともに持論を展開せよ。
まず、この世の中は素晴らしくも滑稽な競争社会である。人を人で押さえつける、人の上に人を創り上げるこの世の中には、弱者と強者という、あたかもサバンナの食物連鎖をおもわせるような縮図が完成されている。このような現実社会において、社会生活を営んでいくことで我々は競争概念にとらわれるという自然な流れに身を任せている。
未成年に対して「競争社会」といえば受験というのが最もふさわしいととらえられる。身近に考えれば運動能力やテストの成績、好感度やゲームなどの趣味の優越など、ひとくくりで「競争」は存在する。すなわち自分を取り巻くあらゆるものに対して他人と比較したりされたりするものになると言ってよいだろう。このような状況において、自己は他者よりもどの点において秀でていて、どの点において劣するという事を、知らずのうちに考えてしまう。何処かの人気歌手が「自分は自分」「ナンバーワンでなくオンリーワンの自分」と謳うように、超然とした態度...