保育内容総論1分冊

閲覧数1,575
ダウンロード数0
履歴確認

    • ページ数 : 3ページ
    • 会員550円 | 非会員660円

    資料紹介

    玉川大学通信教育部レポート B評価

    資料の原本内容 ( この資料を購入すると、テキストデータがみえます。 )

     幼稚園の教育要領は時代とともに変遷してきた。それに基づく保育内容も明治9年の日本で最初の幼稚園、東京女子師範学校付属幼稚園の規則に始まり、現在までに幾度もの改訂、移行をしてきた。いかにして現行の保育内容ができあがったのか、その変遷をたどってみる。
     東京女子師範学校の規則では保育内容と同等のものとして物品科、美麗科、知識科の3つからなる「保育科目」があり、それがさらに「子目」に分けられている。「保育内容」という言葉が用いられたのは戦後に施行された学校教育法、保育要領からだった。そして昭和31年の幼稚園教育要領では「教育内容」という表現に変わっている。また明治から大正時代の保育所の前身とされる旧託児所で用いられていた東京市託児保育規定では「幼稚園の課程に準ずる」とあり、当時は幼稚園と託児所で教育内容、あるいは保育内容に違いはなかった。そして幼稚園教育要領は昭和39年、平成元年、10年に改訂され、21年4月から新教育要領が導入された。
     そもそも保育内容とはどういうものなのか。その概念は「保育施設がその保育目標を達成し、子供たちの心身の成長・発達を助長するために予測的に選択した望ましい経...

    コメント0件

    コメント追加

    コメントを書込むには会員登録するか、すでに会員の方はログインしてください。