保育内容総論 2分冊

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    玉川大学通信教育部レポート B評価

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    幼稚園教員に必要な資質は、まず基本的な技術のピアノの演奏や絵本の読み聞かせに始まり、幼児を内面から理解し指導する力や、具体的に保育を構想し、それを実行する力など、これら純粋な技術はいつの時代も必要不可欠な不変のものである。
    保育内容の変化と同様に、保育者に求められる資質も時代とともに変化してきた。現在の保育者は多様な保育ニーズに対応することが必要である。例えば幼児期にふさわしい自然体験、安全確保、運動遊び、表現活動、創作活動などの計画や、発達が未熟な幼児、障害のある幼児の指導、文化が異なる外国籍の子など特別な教育的配慮を要する幼児に対応する力、地域や保護者、小学校との連携、関係を深める力などが求められる。
    子供の発育・発達や行動、子供に対する考え方なども社会、時代の流れによって変化していく。保育者はこれらを自らの感覚で感じ取ったり、その時代の子供に関わる問題、傾向を踏まえそれらを予測する力も持ち合わせていなければならない。そして改訂される教育要領や指針をもとに学習して、その時代における適切な保育を考えることになる。
    また、同様に保護者から求められるものも変化するのでそれも敏感に感じ取ら...

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