喉頭がん (ここでは変化の大きい咽頭全摘出術の術前術後の看護について述べる) 看護のポイント
術前
Ⅰ、手術の決定に際し、永久的に声を失うことを患者・家族の了解を求める。さらに、失声に対する精神的動揺を考慮し、手術への心構えと不安の軽減の援助を行う。 アセスメント 必要な情報 情報分析の視点 1、失声となることの了解の有無と患者・家族の受け止め方
2、精神的動揺の有無
3、コミュニケーション手段の選択に対する反応
1、失声に対する不安はないか
2、不安会を示す症状はないか
3、失声に対する了解の有無と患者・家族の受け止め方はどうか
4、術後のコミュニケーションに対する不安はないか
看護診断 患者目標 ・咽頭全摘術に関連する身体機能の変調
失声への葛藤 ・手術に対する不安が軽減し、おのずから受け入れることができる。 看護計画 対策 根拠および留意点 OP 1、失声に対する患者・家族の認識、理解、態度
⇒病巣を摘出するためには失声を免れないことを正しく理解でき、同時に呼吸路変更になることを認識したうえで手術を受け入れられないように支援する。 TP 1、失声患者の「リハビリテーション会」...