重症筋無力症 看護のポイント
Ⅰ、筋の脱力感、筋の易疲労性の症状によって活動が低下する。セルフケア能力の程度を見極めて、日常生活動作を援助する。 アセスメント 必要な情報 情報分析の視点 1、筋力と易疲労性
①自覚症状
②上肢、下肢
③頭部
④体幹
⑤日内変動
2、検査
①テンシロンテストで陽性
②筋電図でwaning現象
③血中AChR体測定
④胸腺の検査
⑤合併症の検査
3、治療方針
①抗コリンエステラーゼ薬の与薬
②ステロイド薬や免疫抑制薬の与薬
③胸腺摘出術
④血漿交換療法 1、筋力と易疲労感の程度はどうか
2、確定診断のための検査を把握しているか
3、治療方針を理解できたか 看護診断 患者目標 ・脱力・疲労感によるセルフケア能力の不足 ・筋力や易疲労性の程度に応じて、日常生活動作ができる。 看護計画 対策 根拠および留意点 OP 1、筋力と易疲労感の訴えを聞くとともに、症状を観察する。
2、胸腺腫合併の有無、その他の検査結果から予後や治療方針を把握する。
TP 1、脱力感、疲労感によって日常生活動作のできにくい部分を介助する。また、セルフケア能力が低下しないための援助も行う...