現代の若者が主に友人同士で使用する日本語は、非常に特徴的であり、大人が理解に苦しむこともしばしばある。若者の日本語が乱れているとの声もよく聞くが、いつの時代にも言葉の流行というものはある。そこで今回私は、ある1冊の雑誌を用いて、若者の日本語の表記及び使用法について調べてみることとした。
資料として用いたのは、2003年6月現在に発売されていた、女子大生、OLをターゲットとした人気の雑誌、『CanCam7月号』(小学館)である。主にファッション記事を中心に構成されており、そこに出てくる日本語も、若者の流行の表現そのものである。 全てのページを網羅したうえで、特徴的な若者の言葉をピックアップし、数種類に分類した。なお、これら若者の語には当然辞書がないので、私が自分で補足・解説をしている。そのため、必ずしも説明の表現が適切でない場合もあるだろうし、また、言葉での説明が困難な語もある。
雑誌に見る現代の若者の言葉の特徴
1、はじめに
現代の若者が主に友人同士で使用する日本語は、非常に特徴的であり、大人が理解に苦しむこともしばしばある。若者の日本語が乱れているとの声もよく聞くが、いつの時代にも言葉の流行というものはある。そこで今回私は、ある1冊の雑誌を用いて、若者の日本語の表記及び使用法について調べてみることとした。
2、調査結果
資料として用いたのは、2003年6月現在に発売されていた、女子大生、OLをターゲットとした人気の雑誌、『CanCam7月号』(小学館)である。主にファッション記事を中心に構成されており、そこに出てくる日本語も、若者の流行の表現そのものである。 全てのページを網羅したうえで、特徴的な若者の言葉をピックアップし、数種類に分類した。なお、これら若者の語には当然辞書がないので、私が自分で補足・解説をしている。そのため、必ずしも説明の表現が適切でない場合もあるだろうし、また、言葉での説明が困難な語もある。
(1)標準的に、本来片仮名では表記されない語
キブン(気分) ケータイ・ケイタイ(携帯) ウッカリ(うっかり) ウワサ(噂)
アツイ(熱い・暑い)...