『学校カウンセリングの意義、方法および今後の課題について述べなさい』についての合格リポートになります。2010年10月提出分です。参考になさってください。
『学校カウンセリングの意義、方法および今後の課題について述べなさい』
学齢期にある子どもの行動で不登校・いじめ・非行などの行動が学校のみではなく、広く社会現象としてとらえられるようになっている。特に情報社会である昨今ではインターネットを通じてのいじめ、中傷、さらには学校内における暴力問題や学級崩壊も事実上後を絶たず、増え続けている。
これらの問題に対して、教育的関わりのみでなく、カウンセリング的かかわりの必要性がさけばれ、学校におけるカウンセリングの重要性が強調されてきた。
カウンセリングという言葉は二十世紀中ごろになり広義的には家庭や日常生活の中での悩み事を聞いたり相談するといった内容であり、昔の西洋では牧師がそれを担っていたとも言える。
狭義では近代の日常生活が複雑化するにしたがい、人々の悩みも多岐にわたり、その相談内容も多様化し、単なる素質や経験では対応できないようになってきた。そのため、一定の知識や技術が要求されるようになり、今日一般に使われるカウンセリングと言う概念が出来上がり発展してきた。ただ、カウンセリングと言う概念は何も専門家でなければならないと言うことではなく、広く...