問題1
アノミーとは
従来の社会規範が緩んだり崩壊したりするため、人々の行為や欲求に規制が加えられなくなり、焦燥や欲求不満が生じること。
また、個人または集団相互の関係を規制していた社会的規範が弛緩または崩壊したときに生ずる混沌状態。
マートンは民主的でしかも階層化された産業社会であるアメリカで、成功という文化目標とそのために利用可能な手段とが不釣り合いな状態になることが原因で、種々の逸脱行動が起こるとした。
修正拡大家族とは
修正拡大家族とは、核家族が形成するネットワークで、生活を異にする核家族同士が助け合う形式。
家族以外の親密な関係との頻繁な交流や相互の援助関係があるネットワークで、制度的な親族交流ではなく、親しさを共感する間柄との交流が重視される。
親族関係としてみれば、生殖家族と定位家族に限定され、近親者のネットワークを含めて家族とみなす理解の仕方もある。
ホーソン実験とは
1924年から1932年の間にメイヨーらによって行われたウェスタン・エレクトリック社のホーソン工場において行われた、作業条件と従業員の作業能率の関係を分析する目的の実験。
この実験の結果、労働者の作業能率は、客観的な職場環境よりも職場における個人の人間関係や目標意識に左右され、集団内の「能率の論理」に規定される非公式組織における仲間意識や集団内の規範が作業能率に影響を与えることなどが判明した。
ラベリング論とは
ベッカーによって定義された理論で、「逸脱動機が逸脱行動を導くのではなく、逸脱行動がいつの間にか逸脱的動機づけを生みだす」とした。
非行行動をおこした事が非行なのではなく、それを非行として統制を行う(ラベルを貼る)ことが非行という定義を生みだすことだとした。
つまり統制側が犯罪を定義し、社会を定義しているのであり、犯罪はそのときどきの社会情勢や社会の歪みが表れているとされる。
社会的ジレンマとは
社会において個人個人の最適な選択が社会としての最適な選択とはならない状況のことを指す。火事の際、それぞれ早く逃げようとするが、みんなが同じように行動した結果、混乱が起きてしまうなどの状況が挙げられる。
ミクロ-マクロ問題の重要なテーマである、個人の行為を単純に足し合わせたものが集団現象になるのではなく、そこには複雑な相互作用があり、いわゆる創発特性が存在するということを端的に表している部分である。
問題2
(1)パーソンズ (2)シャドーワーク
(3)社会的ジレンマ (4)準拠集団
(5)定位家族 (6)3
(7)アーバニズム (8)第三空間
(9)限界集落 (10)ライフサイクル
(11)人口転換
(12)オーギュスト・コント
(13)職業分類 (14)第一次集団
(15)権威主義 (16)社会的排除
(17)ファシズム (18)逆機能
(19)業績主義 (20)33.2
東海医療福祉専門学校 厚生労働省指定通信教育
学科 社会福祉科 学籍番号 氏名 レポート番号 290 科目 社会理論と社会システム 課題 レポート課題