三軸圧縮試験
実験の目的
せん断試験は、土のせん断特性(せん断強度、変形挙動)の把握を目的として行われる。試験結果から算出される強度定数は、設計手法の検討や数値解析のパラメータとして利用される。今回行う三軸試験には、圧密過程せん断過程の二つの過程がある。前者は、(円柱)供試体に(等方的に)水圧をかけることによって実際の地盤内のように周囲から拘束されている状態を再現する。後者は、圧密終了後の供試体に軸荷重をかけてせん断変形を与え、その土の強度を調べる。今回は、圧密を行った後に、非排水条件でせん断する、圧密非排水試験を実施する。また、試験に用いる試料は、土粒子密度=2.65の『有楽町層粘土の再構成試料』である。
2. 実験結果および考察
設問
(1) 圧密挙動について
2班分のデータを1つのグラフに描き、拘束圧の違いが圧密挙動に与える影響について考察せよ。
(2) 強度定数について
ピーク時のを求めよ。
せん断中のピーク強度から2つの班の全応力に対するモールの破壊円と有効応力に対するモールの破壊円をそれぞれ描け。
全応力より求めた粘着力および内部摩擦角(せん断抵抗角)...