《ギランバレー症候群》

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    資料紹介

    ギランバレー症候群についての概要をまとめたもの

    資料の原本内容 ( この資料を購入すると、テキストデータがみえます。 )

    【ギラン・バレー症候群 】            
    「病態」
     細菌やウイルスによる感染をきっかけとする免疫反応によって亜急性に発症する多発性ニューロパチーである。筋力低下が四肢遠位部から始まり、次第に上行し、重症例では呼吸筋麻痺にまでⅠ至る。約4週間で症状の進行はとまり、徐々に機能は回復する。背景に免疫学的機所による末梢神経の脱髄と炎症が存在する。
    「原因」
     細菌感染やウイルス感染をきっかけに、自己の末梢神経の髄鞘の構成成分である糖鎖構造に対する異常な免疫反応が起こり、自己抗体が産生され、髄鞘と結合することによって脱髄が起こることが知られている。たとえば、カンピロバクター・ジェジュニの感染により、この細菌の膜構成成分に対する抗体が、末梢神経の構成成分であるガングリオシドに対する抗体ともなり、末梢神経組織障害を引き起こす。また、このような異常抗体の産生以外に細胞性免疫も関与していることも示されている。
    「症状」
     約60%の症例において、前駆症状として上気道感染(咽頭痛・発熱)・胃腸障害(下痢)などの症状を認める。前駆症状出現後に1~3週間の潜伏期間を有し、運動麻痺を主体とした神経症...

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