17.脱水

閲覧数2,057
ダウンロード数9
履歴確認

    • ページ数 : 6ページ
    • 会員550円 | 非会員660円

    資料紹介

    タグ

    看護症状

    代表キーワード

    看護脱水

    資料の原本内容 ( この資料を購入すると、テキストデータがみえます。 )

    脱水(低張性脱水/高張性脱水)
    1 症状が生じる病態生理
    1.脱水とは
    脱水とは,生体が何らかの理由で体液を喪失し,欠乏することをいう。体液には電解質が含まれている。ヒトの体重の約60%を体液が占めるが,その10~25%を失うと,生命に危険が及ぶことがある。
    2.脱水のメカニズム
    脱水には,水分・電解質喪失時に水分のみ補給したために,体液が低張となる低張性脱水と,休液中の水分のみが減少したために,体液が高張となる高張性脱水がある。前者では電解質(主にNaCl)の欠乏が,後者では水の欠乏が主であり,それぞれ食塩欠乏性脱水,水欠乏性脱水とも呼ばれる。
    一般に,臨床で認められる体液量の減少は,純粋にどちらかに分類できないものが多く,水分とNaの欠乏が体液と同じ濃度の場合(等張性脱水)もある。しかし,両者の徴候の相違点から,水分とNaのいずれをより多く喪失しているかを知ることが,治療やケアにおいて重要である。
    低張性脱水と高張性脱水とでは病態が異なる。
    3.低張性脱水
    1)原因
    腎炎やアジソン病による副腎皮質ホルモンの慢性分泌低下による電解質の喪失や下痢,嘔吐,消化管の痩孔,発汗,また心不全や...

    コメント0件

    コメント追加

    コメントを書込むには会員登録するか、すでに会員の方はログインしてください。