R0708-1 人文地理学1

閲覧数1,785
ダウンロード数4
履歴確認

    • ページ数 : 10ページ
    • 会員550円 | 非会員660円

    資料紹介

    タグ

    資料の原本内容 ( この資料を購入すると、テキストデータがみえます。 )

    地産地消で自給率をあげる
     アメリカに次ぐ経済大国ニッポン。物心ついたときからの日本の印象だ。ただ、私自身は田んぼが一面に広がる田舎で、田んぼの手伝いをし、祖母が畑で野菜を作るのを見て育った。
    テキストにもあるように、高度成長期までは日本人の多くが農家だった。私の母も父も祖父母もその親も代々家と田畑を継いできた。会社で働く傍らで田畑の世話をしている祖父母を見て育った。田植えや稲刈りを手伝うのも年中行事だった。子供心に、農業とは仕事ではなく生活の一部のように感じていた。しかし、それは過去のことである。もう20年以上前の昭和の話である。現在、祖父母が田んぼなどの余った土地を売却し、そこにマンションが建った。体が弱ってからは、家庭菜園程度に畑をしているが、もう収穫した米を農協に買い取ってもらうこともないそうだ。つまり、農作物を生産することで生計を成り立たせる『農業』ではなくなってしまった。
    この20年の間にこうした農家が急増したのだろう。核家族化が進み、親から家や土地を引き継ぐことが少なくなり、少子高齢化による後継者不足、そして何より、食糧の輸入自由化による価格の低下により農業が生業として成...

    コメント0件

    コメント追加

    コメントを書込むには会員登録するか、すでに会員の方はログインしてください。