教科教育法数学1の試験対策用にまとめたものです。
良ければ参考にしてください。
1.数学教育の目標と評価の概観
2.「集合」の領域の在り方。
3.「数」の領域の在り方。
4.「代数」の領域の在り方。
5.「幾何」の領域の在り方。
6.「関数」の領域の在り方。
7.「微分・積分」の領域の在り方。
8.「確率・統計」の領域の在り方。
1.数学教育の目標と評価の概観
数学教育の目標は3つの立場が存在しており、1つ目としては学習指導要領のような国が定める最低限の基準としての目標、2つ目としては、数学という教科の枠にとどまらず、人間教育も含めた創造性の育成や、日常生活での活用や今後の可能性を含めた全体の領域を考慮した数学教育学の立場からの目標、3つ目としては国際的な動向を踏まえる国際的視野からの目標が存在する。
数学教育の評価については、一人一人の生徒の学習履歴、学習実態、学習成果・効果を正確に測定する必要がある。各生徒の事前の学習状況の正確な把握が不可欠であり、指導過程においては、実際の指導に対しての生徒の反応を的確に把握し、それに応じて細かな軌道修正と、指導計画等の事前準備の妥当性を検証するものとして機能することが重要である。そして、指導後の評価としては、ペーパーテスト...