硬膜外麻酔と腰椎麻酔

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    資料紹介

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    ③局所麻酔

    局所麻酔とは脊髄神経または末梢神経、あるいは自律神経系のある部分で一時的に神経遮断をする(神経を麻痺させる)ものであり、対応する局所にしびれを生じさせ、痛覚の消失をもたらす。呼吸・循環・代謝などに及ぼす影響は全身麻酔よりも軽度であり、患者の意識を侵すこともない。手術にて多く施行されるのは硬膜外麻酔、脊椎麻酔(腰椎麻酔)の2種類である。
    特徴

    脊椎麻酔(腰椎麻酔)

    下部腰椎の脊椎間から穿刺し、麻酔薬をクモ膜下腔の髄液内に注射することで脊髄神経を遮断する。これにより主に下半身(下腹部および下肢)の知覚神経・運動神経・交感神経が麻痺する。また、硬膜外麻酔に比べて少ない麻薬使用量で十分な麻酔効果(無痛と筋弛緩効果)が迅速に得られ、手技も簡便である。通常1回注入でありチューブの留置は行わない。

    硬膜外麻酔

    麻酔薬を硬膜外腔に注入することで脊髄神経の前根と後根を遮断し、術中・術後の疼痛を除去する。カテーテルは多くの場合直径1㎜にも満たない柔らかい素材であるため長期にわたる留置が可能となり、術後の持続的な鎮痛(鎮痛薬の追加注入)にも使用可能である。麻酔中の血圧下降は脊椎麻酔より...

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