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鼻出血の看護
固有鼻腔・副鼻腔・上咽頭に出血部位があって
外鼻孔から出血する場合
後鼻孔から血液が咽頭に流下して口から吐き出される場合
症候性鼻出血:出血の原因がはっきりしているもの
特発性鼻出血:局所的にも全身的にも原因不明のままおきる場合
キーセルバッハ部位:内頸動脈と外頸動脈の両方の動脈分布があり、外鼻孔に近くて外界の刺激を受けやすい
前方、後方、どちらからの出血が多いか
出血歴はあるか、反復性か
基礎疾患・内服薬剤の有無
出血量
止血処置
圧迫
キーセルバッハ部位の出血の場合
顎を引いた状態で吸を行いながら、鼻翼を母指と示指でつまむ。5分ほど続けてもらうことで止血
ピンチングの際⇒5000倍希釈のエピネフリンをしみこませた綿球を挿入
タンポナーゼ
出血源が同定できない、出血部が深い場合
ガーゼタンポン⇒出血をきたした部位にしっかり圧迫が加わるように挿入
3~4日後抜去
バルーンタンポン⇒ベッロックタンポンより苦痛なく簡便
挿入中バルーン破裂に注意⇒再出血
べロックタンポン⇒強力に後鼻孔を閉鎖
タンポン挿入中患者はかなりの苦痛
鼻翼への壊死の配慮必要
焼芍
化学的焼芍
電気的凝固
結紮
血管内塞栓療法